徳川平和に世界遺産を

徳川平和に世界遺産を(大樹寺清掃活動)

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 徳川・松平家の菩提寺である大樹寺。この名刹が岡崎を代表する場所であることは言うまでもなく、そこにある松平八代墓所は「徳川平和の聖地」と呼ぶことができると思います。
 桶狭間の戦いで敗れ、ここで自害しようとした松平元康(後の徳川家康公)を「厭離穢土欣求浄土(おんりえど ごんぐじょうど)」の言葉で思いとどまらせ、戦国の世を平和国家に導くようにと説いたのが、当時の住職・登誉上人です。この寺のこの場所で、その時歴史が大きく動きました。

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 しかし、世界に誇れるこの場所が今、得られる公的支援も十分とは言えず管理が難しい状況です。

 そこで皆さんに呼び掛けて、2019年10月から毎週日曜日の朝、老若男女が墓所の掃除と供花を行っています。清掃活動をしながらの「徳川平和」の情報共有も魅力のひとつと言っていただいています。

 歴史に詳しくなくても問題はありません。興味のある方は一度散歩がてらのぞいてみませんか?

活動日時 毎週日曜日 午前8時~9時半頃
活動場所 大樹寺『松平八代墓所・家康公墓所』
連絡先 浅井久仁臣
090-2305-7291

中日新聞2020年1月10日朝刊

(中日新聞2020年1月10日朝刊の西三河版に取り上げていただきました)