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返礼品のTシャツの試作品
クラウドファンディングの返礼品となるTシャツの見本です。書家の丹羽勁子さんが試作品を作ってくださいました。
そして今りぶらで開かれている教え子たちの作品展「大字創作展」にクラファン・コーナーを作ってくださり、試作品を展示していただきました。
昨日私も会場にしばらくいさせていただきましたが、来場者には大好評でした。
「厭離穢土欣求浄土(おんりえど ごんぐじょうど)」とは皆さんが映画やドラマ、アニメや漫画で見たことのある、または見たはずの徳川家康軍の旗印に書かれた言葉です。
桶狭間の戦いで織田軍に敗北。〝敗軍の将〟となった若き家康公(当時満年齢で17歳)は、敵軍に捕まってさらし首にされるくらいなら自害しようと故郷岡崎に逃げ帰り、菩提寺である大樹寺の祖先の墓の前で悲運の人生を閉じようとします。
それを知った同寺住職の登誉上人が止めに入り、
「松平家は穢れた戦国の世を平和な浄土にするべく戦ってきました。それをあなたは絶ってしまうのですか?天下泰平を実現できるのはあなたしかいないではないですか!」
と平和な国造りを説きました。
そして、厭離穢土欣求浄土の八文字を与えたのです。
その言葉に、今で言えば高校二年生の若者は目をさまします。自害するのではなく、その命を天下泰平の為に捧げることをその場で誓ったのです。家康公はそこから天下泰平に向けて七転び八起き。多くの試練を乗り越えて265年もの間続く世界でも他に例を見ない平和国家を造りました。
だから私は、この八文字に込められた家康公の想いを日本の、いや世界中の方たちに知っていただきたい、と世界に向けて発信しようと決意しました。
先ずは、Tシャツに想いをのせて地元岡崎の皆さんに着ていただき、そしてそれを見た訪問者に身に着けてもらい、その後は世界に届けたいと思ったのです。