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2022.03.22 (Tue)  09:05

戦わない宣言

 Facebook友達のTomotaka Ibe​(伊部智隆)から教えていただいた沢田研二の「脱走兵」。

 これはまさに今、私の考えていること。訴えたいこと。そして決意です。

 

 これまで私は自分の国が他国軍隊の侵略を受けて占領されたら、長年の従軍経験を活かして抵抗勢力を指揮しゲリラ戦を行い、占領に抗(あらが)うつもりだと言ってきました。

 今回のロシアのウクライナへの暴挙を見ても、その思いに変化はありませんでした。テレビを観ながら「自分だったらこうする」と想定訓練までしていました。「年寄りが何を絵空事を」と言われるかもしれませんが、家康公とて最後の戦となった「大坂夏の陣」は数え年で74歳なんですよ。そう、亡くなる一年前まで平和国家実現のために戦ったのです。

 

【因みに、大坂夏の陣を終えて家康公は元号を「元和」と改めて高らかに平和国家実現を宣言しました。「和」の禾偏は「軍門」を意味します。つくりの口は祝詞を入れる容器を指します。つまり、戦をやめて不要になった武器を、祈願した恩頼(みたまのふゆ)と共に軍門の中にしまうと解釈されます。それに始まりを意味する「元」を付けた訳です。元和偃武とすれば、さらに分かり易いですね。】

 

 でも、テレビ画面やパソコンモニターに映し出される映(画)像を観たり、新聞などの活字情報に朝から深夜まで触れるうちに、「それで良いのか?」と自分に語り掛けているもうひとりの私がいました。

 「それでは『徳川家康』という偉人に〝出会い〟、平和を希求する使命に気づかされた意味がないではないか?」ともうひとりの自分が語りかけてきていたのです。

 

 そして今朝、前述の伊部さんからコメント欄にいただいた情報でこの歌を聴きました。

 最愛の家族に恵まれた今、私がやらなければならないのは武器を取って戦うことではなく、命をかけてふたりを守ることだということに改めて気付かされました。

 もしこの国が戦火に包まれたら私は戦わずに家族の安全を第一に考えた行動をします。

 でも、私は郷里の岡崎が、そして日本が大好きです。だからそれだけに、この国を「戦争への道」に進ませないために最大限の努力を払わなければいけません。それが残された人生の過ごし方だと改めて思い知らされました。

  そんな私の「戦わない宣言」と共に、この曲をお聴きください。「沢田研二 脱走兵」で検索すると聴くことが出来ます。